涼宮ハルヒの幸福2 (11/4 公開)






「、、、ョン!、、、やく、、、きなさい!」

あれ?なんか聞こえる

「ちょっとキョン!早く起きなさいってば!」

なんでハルヒが俺の部屋にいるんだ?

目をこすりながら周りを見ると俺の部屋とは違う見慣れない部屋とハルヒ

「あぁ・・・そうだった」

「何?寝ぼけてるの?」

「いやっ。こっちの話だ気にするな」

「朝ご飯作ったから早く顔洗って台所に来なさい」

ハルヒに浴場に洗面台があると言われたのでとぼとぼと歩いて洗面台へ向かう。

窓から太陽の光がふってくる。 あれ?昨日の嵐はどうなったんだ・・・?

顔を洗って鏡を見てみると体操着姿の俺が

「あぁそういえば体操着で寝てたんだっけ・・・」

眠気もすっかり消えたところで台所へ。

テーブルには定番の朝食メニューが並んでいた

ご飯、味噌汁、目玉焼き、ベーコン、サラダとごく一般的な朝食だ。

「じゃあ食べましょ」とハルヒが

二人同時に「いただきまーす」と。

んっ上手い。さすがハルヒ。

「今日なにか予定ある?」と味噌汁を飲みながらハルヒが言ったので少しききずらかったが

「いや、別に用事はないな」

「じゃぁ・・・一緒にどっか出かけない?」

まぁなんだ・・・いわゆるデートってやつか

「そうだな、どうせ暇だしどっか行くか」と俺が答えると

ハルヒはとても嬉しそうな笑顔になり

「どこいこっかな〜♪」と市内マップを広げている。



「とりあえずこれ食い終わったら一回家帰って着替えてくる」

「どこかに集合する?」

「いや別にいいよ、ハルヒは家にいろまた来るから」



朝食を終えたので他の部屋に行き学生服に着替えてからハルヒの家を出た。


そして自宅に到着

「ただいま〜」

「あっ!キョンくんおかえり〜」とシャミセンとじゃれあう妹が迎えてくれた

とっとと着替えて妹になにか言われるまでに家を出た。

自転車をこいでいたらハルヒの家まではあまり時間がかからなかった。

ハルヒの家に到着。チャイムを押して出てくるのを待つことに

ガチャッと扉が開いて出てきたのは、ポニテールのハルヒ。

か、、、、かわいい

とか思ってると俺の目線が着になったのか。

「ほらさっさと行くわよ」と

「どこ行くか決まったのか?」

「とりあえず駅まで行って」といいながら俺のママチャリの後ろに乗る

「わかった。てかハルヒ、自分の自転車で行けよ・・・」

「何?私にペダルをこげって言うの?それでも私の部下なの?団長の命令は絶対よ」と俺を睨みつける

はぁ・・・なんとなくこうなることはわかってたけどな・・・

ハルヒはニヤついた顔で「それでいいのよ」と

しかたなく俺が二人分こぐことに




な・・・なんだんだこの異様なペダルの重さ。重力が増したのか!?

「おいハルヒ、今体重いくつだ・・・?」

「女性にそんなこと聞くの!?」

「いや言いたくないならいいぞ、俺の脳内では重いって事にしとくから」

とふざけていったつもりが

「あんた最低ね、もう怒ったわ」と叫び

ハルヒは体を左右に振ってバランスを崩そうとしている。

「うわ!こけるってこける!す、すまん俺が悪かった!ゆるしてくれ!」

「何?謝罪がそれだけ?」と言って体を左右に振るのをやめ

「すまん、昼飯ならおごってやる」

「フフフ、、、しかたない!ゆるしてあげる!」と。 現金なやつだな・・・

その後駅まで行く時間が暇だったのかハルヒは俺の背中をつついてきたりしてくる。微妙に痛いんですけど。



現在時刻はAM9;15

やっと駅へ到着。

俺は金を払って自転車を有料駐輪所へ保管した。



「これからどうするんだ?」

「地下鉄乗るわよ」



地下鉄乗って6つ先の駅で降りた。

そこから10分ほどあるたら着いた。


そこそこの大きさのテーマパークだ

ここにあることは知っていたがまだ入ったことは無い。


「ほら早く行くわよ!」と言って、俺の手を握って中までダッシュしていった



なんてこった、、、さすが休日だけあってすごい人が混んでいる・・・



まず最初に乗ったのはジェットコースター

二、三十分ぐらい待ったらやっと乗れた、しかも

「やった!最前列!」とハルヒが嬉しそうに

「最前・・・列・・・か・・・」と俺が暗そうに

そう俺はこういうアトラクションは苦手なんだ・・・


ここまできたらもう進むしかない

気ずいたら発進していた。








すぐに終わった。へっへ〜んこんなもん序の口だね。

いつのまにか俺の手はハルヒの手を握っていた

「ちょっと、まだ手をつないでる気?」

安全バーが外れた

「あっすまん」俺はあわててハルヒの手を離した。


正直に言わないといかんか、えぇ怖かったですよ。


「あぁ楽しかった。次はどこいく?」

あれが楽しかったのか・・・俺は普通に怖かったぞ

「情けないわね、あんた・・・」



俺はいいところを発見した

「あそこ行ってみないか?」

俺が指をさした先にあるものは、そう「お化け屋敷」

試したいこともあるしな。

「え・・・あそこに行くの・・・?」と動揺しているのかハルヒの声が震えている。



「なんだ?怖いのか?」とニヤついた俺をハルヒは睨んで

「そんなんじゃないわよ!さっ行きましょう!」と言ってドンドンお化け屋敷に向かってゆく

だったらその手離してみろよ。どんどん力入ってんぞ、イタタタタ・・・・







さて今頃だが俺はここに入ることを提案したことを後悔している。

このお化け屋敷は普通じゃない。

ゾンビは全て機械かとおもったが8割以上が特殊メイクした生身の人間だ。

しかも周りに光が無い。暗黒の世界だ。

唯一光があるといえば進行方向の先にあるとても小さな光。

ハルヒはすでに俺の腕にハルヒの腕を絡ませるようにしてけっこう密着状態だ。

これでは試したいことができない・・・さてどうするか。

他の部屋からは「キャー!!」という悲鳴のような叫びが次々に聞こえる。

俺もハルヒも負けずと叫びまくってる・・・ 俺、、、も、、、な

ハルヒが

「あぁ・・・もうだめ・・・心臓が止まりそう・・・」

お前の心臓はそんな安物で出来ているのか。

ハルヒの声と同時に腕の力が弱まった。

その一瞬を俺は見逃さない。

そのままフッっとハルヒの腕を祓ってそのまま5歩ほど下がる。

ハルヒはというと


「ちょ、、、ちょ、ちょっと!?キ、キ、、、キョン!どこにいるの!?キョン!」 と大声で叫んでいるが声がかなり震えている。

「ほ、ほ、、本当にお願い!出てきて・・・も、、、も、、、」

俺はもう駄目だと思ったのでハルヒの頭らしき部分をポンと叩いた。

「だ、、、誰!?キョンなの?」 とかなり驚いてるようだ。

「いや〜すまん、靴ひも結んでた」と嘘を言っとく

「このバカキョン!一言ぐらいなにか言いなさい!ビックリしたじゃない・・・」 暗いので表情がわからない。

だが二つわかったことがる

一つはハルヒが怖い系が苦手ということ。それも強度な。

ハルヒのDVDの中にホラー系がなかったことも納得がいく。


二つ目は俺の腕が痛みを受けている

ハルヒがかなり力を入れて俺の腕を抱いている。 やめてくれ、柔らかいのが当たってる・・・




その後もかなりゾンビとかに驚かせてお化け屋敷を出る頃には精神のHPゲージが二桁も無かった。

ハルヒは当然HPはもう無い。 俺に引きずられるようにして最後まで歩いていた。

しかも途中からずっと目をつむっているので俺の悲鳴だけで驚いているようだった。

もちろん外へ出ても目はつむったまま。

「おいハルヒ、もう外だぞ」

「本当・・・?もう目あけていいの・・・?」 人の笑い声がいっぱいしてるのに、なんか霊の気配でもするのか? 除霊師にでも頼め。




その後俺の奢りで昼飯を食ってまた色々なアトラクションに乗った。

PM5;30

夜帰る時とても混みそうなので俺とハルヒは先に外へ出た。

まぁ、花火やパレードもしないからいいんだよ。





また地下鉄に乗りいつもの駅へ着くと俺は有料駐輪所からママチャリを引っ張り出してきて後ろにハルヒを乗せて出発した。



ハルヒの携帯が鳴る。 ♪〜〜♪〜♪

「もしもし?、、、、うん、、、わかった、、、うん、、、うん、、別にいいよ気にしなくて、、うん大丈夫、、、それじゃあ」と言って電話を切った

「誰からだったんだ?」

「親よ、今日も帰れないらしいのよ」

「そうか・・・大変だな・・・」

「ねぇ・・・キョン・・・」

「なんだ?」

「もしよかったら、、、今日も泊まっていかない・・・?」

二日連続か・・・「俺は別にいいんだが、親に一回連絡してみるわ」

俺は携帯を取って親に電話することに

「あ〜もしもし、俺だけどさ」

「何あんた?オレオレ詐欺してんの?」と後ろでハルヒがニヤケながら俺の背中をつついてくる。

運転+電話中なんだから黙っててください。こけますよ・・・

「、、、うん、、、、そう、、、でさ今日も友達の家に泊まるけど」

その後2分ほど話して

「どうだったの・・・?」 ハルヒが不安そうに聞いてくる

「あぁ、、、すまん、、、駄目、、、だった・・・」

「そう・・・仕方ないよね・・・」



今にも俺は笑いそうだ、、、やべ絶えれない・・・

「なんて嘘だ! OKだってさ!」 と言って俺は爆笑する

「!あんた私を騙したの!? もう!このバカキョン!」とか言ってるけどかなり嬉しそうだ

さらにハルヒは後ろから俺に抱きついてきた。

バランスが崩れるって。「おっとっと、、、ちょっとハルヒさん?」

「あ!ごめん」 ハルヒはどうやらとても嬉しいようだ、さっきからずっと笑った顔をしている。






先に俺の家へ向かい荷物をまとめて持っていくことに


自宅に到着、妹にきずかれぬよう気配を消して適当に服をバックにつめて外へ出た。


外へ出たらハルヒが腕を組んで待っていた

「ずいぶん早いわね」

「まぁな、さて行きますか」

ハルヒは俺のママチャリの後ろに乗り俺はペダルをこぎはじめた。




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後書き

一旦ここで切らせてもらいます
かなりネタが無くなって来ましたよ。 ヤバイ
3をお楽しみに。