insecurity5(11/12(日曜)公開)




次の日

担任の岡部によると今日はキョンは休み

聞きたいことが沢山ある・・・ それ以上にあいつの顔が見たい・・・

なんでかな・・・ 今はキョンが居ないと落ち着かない

いつもは普通なのに・・・ 



私はあいつの事が好きなのかもしれない・・・






授業もまともに聞けない・・・

放課後

今日はもう部活は休みにしようと皆にメールを送る

キョンの家に行こう、妹ちゃんがいるかもしれない。

私は急いで帰る準備をして学校を出た・・・



寒い・・・ 冬の風が当たる・・・




私の前にとんでもない状況が舞い降りてきた・・・



「キョン・・・?  ちょっとキョン!」

私の前の方にいるのはコートを着たいつも見慣れているやつの後姿。

多分病院帰りだろう、薬が入ってそうな袋を持っている。

そして驚いたような顔でこちらを振り替えった

「ハルヒ・・・」

「キョン・・・ どうゆうことなのよ・・・? 退部・・・って・・・」

「すまん、もう決めたことなんだ。」と言って振り返り歩いてく

このままじゃキョンが帰ってしまう・・・

「認めない! あんな退部届け! 私が居てキョンそしてみくるちゃん、有紀、古泉くんがいてSOS団でしょ!?」

キョンはそのまま歩いていく・・・

「待ってよ・・・待ってってば! 私、キョンがいないと駄目なのよ・・・ この二日間授業も落ち着いて聞けない・・・ 毎日が退屈になった・・・」

私はキョンの後を追いかけた

「キョン・・・お願い戻ってきて・・・あんたに何があったのかは知らない・・・なんなら私が代わってあげる・・・お願い・・・戻ってきて・・・」

返事がこない・・・ キョンは無言のまま歩いてく。

なんで・・・? キョン・・・ 私は・・・

そう思っていたらキョンの前に立っていた

しかも目の下に冷たいものが流れていくのがわかった・・・

「キョン・・・ もし私が何かしてそれが嫌になって退部したなら謝る・・・謝るから・・・!」




「ハルヒ」

「何・・・?」

「俺はハルヒや他の団員に何かされて退部した訳じゃない」

「じゃあどうして・・・!?」

「気にするな・・・」と言って 再びキョンは歩きだした・・・

「まってよ!」

なんで私はここまでしてキョンを止めるのかな・・・

こんな事いままで無いと思ってた、人がいなくなるならその人の勝手と思ってた・・・

でもキョンは・・・私を変えてくれた、そして今一番大切な・・・人・・・

「キョン・・・ 私は・・・ 私は・・・!!!!」

自分の頬に涙が流れていくのがよくわかった・・・ 必死に止めようと目を瞑っているが止まらない・・・

「私はキョンが居ないと駄目なの・・・!キョンの側にいないと・・・!キョンは私をどう思ってるのかは知らない・・・でも私はあんたが好き!」

「ハ〜ル〜ヒ」

私は目を開けたとたんに・・・キ・・・ス・・・を・・・

「!!!!!」

私はすぐに離れた。

「なななななななな、何よいきなり!」

キョンはニヤケた面で

「中々おもしろかったぞ」と

「な・・・なにが・・・?」

「ハルヒの全て」と

「どうゆう意味・・・?」

「退部は嘘、長門と古泉は協力者、朝比奈さんには何も言ってないけどな!」

私は一瞬意識がよくわからなくなった

「あんた・・・ 私を・・・だましてたの・・・?」

「そゆこと」とまだニヤケ面で

全身の力が抜けた・・・ 足がすくんでその場に座り込んだ

「お、おぃ ハルヒ?大丈夫か!?」

「今までのは・・・嘘・・・? なんで? どうゆうこと?」

認識が間に合わない・・・

「お〜い、しっかりしろ〜」と声が、でもかなり遠くから聞こえるような気がする・・・

「じ、じゃあキョンは退部しないの・・・? いつも通り合える・・・の・・・?」

「そうだ」

「どうゆうことよ・・・ なんでこんなことを・・・」

「なんでそんな怒った顔するんだよ・・・」

「当たり前じゃない!! あんたがいなかったせいで昨日なんてほとんど寝れなかったのよ!?」

「いやそれこそなんでだよ・・・」

「このバカキョン!!! 絶対に許さないわよ! もう退部しなさい!」

こんな事いってるけど内心嬉しかった・・・ キョンが・・・ いつも通りいてくれる・・・ それよりキスなんて・・・ キス・・・?

「それよりバカキョン!!! なんでキスなんかしたのよ!」

「なんだ?嫌だったか?」

「嫌・・・じゃないけど・・・そんないきなり・・・心の準備が・・・」

「ならいいじゃないか」

「よくないわよ! んっのバカ! それより私を騙すなんて・・・わかってるんでしょうね・・・? この責任・・・」

「なんだ?」

「そうねー。 じゃあ私の願いを二つまでかなえること!」

「出来る範囲なら別にいいぞ」

もう決まってる・・・二つとも願いが・・・キョンが出来る範囲。キョンしか出来ないこと

「一つ目! キョンは私の側に一生いること!」

「それどうゆう意味・・・・・・・・・・・・?」と困った顔をしている

「今は付き合って大学卒業したらけ、け、けけ・・・」

「け?」

「すぐに結婚・・・かな・・・?」

「かな・・・?ってどっちだよ」と笑ったような顔で

「ん〜そこまで考えるのはまだ早いかっと思ってね、でも絶対よ!」

「ハイハイ、わかったよ。 二つ目は?」

「キ、キスをもう一回・・・して・・・」

「そんな事でいいのか?」

「え・・・それ以上の方がいいの・・・? 私は別にいいわよ・・・?」

「い〜やまだキスでいいだろ」

「ふふっ、いいわよ・・・」

「はぁ・・・じゃあ目を瞑れ・・・」

「うん・・・」










よかった・・・

キョン・・・ありがとう・・・ これからもよろしくね・・・



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後書き
おわったぁああああああああああああ!!!!
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なんか要望あれば書きますよ?