Without fail-White Dream- 11/18(土曜)




大学を卒業した俺とハルヒ

俺は就職して仕事をしている。 まだ始めたばっかりだけどな。

で今日は帰宅していつもどおり家に戻る俺



「ただいま〜」

「おっかえり、キョン」 とちょっと悩んだような顔で

「なんだ? なんかあったのか?」

ハルヒはもじもじとしたような感じで

「ねぇ・・・キョン、そろそろ・・・さ・・・結婚しても・・・いいんじゃない?」

またとんどもないこと・・・・でもないけどな、実際別にそろそろしてもいいんじゃないかと思ってたけどな。 もじもじした感じもかわいいな・・・

「いいんじゃないか?」

「えっ本当に!? 絶対よ! もう約束したからね!」

「あぁ」

結婚か、昔はまったく考えなかったがな。

ハルヒは鼻歌をしながら台所へ戻っていく

































で次の月
















さぁってと、結婚式当日









俺はお手伝いさんに色々やってもらい準備が完了した

部屋で待っているといつものメンツがやってきた。



コンッコンッ「失礼します」と 入ってきたのは古泉、長門、朝比奈さん



「おめでとうございます、キョン君」と朝比奈さんが笑顔で

「あっ、ありがとうございます」

で古泉が口を開けて

「あなたにはとても感謝しますよ」と

「なぜ?」

「涼宮さんですよ、これで閉鎖空間の発生はほぼ無くなるでしょう」

「出現条件はハルヒの気分次第だろ? まだわからないじゃないか」

「いえいえ、そんなことないですよ。 涼宮さんはあなたの側にいるだけで平常心を保てるのですよ」

「どうだか」

「もし次に閉鎖空間が発生するなら・・・ そうですね、あなたが浮気でもした時でしょうか?」とニヤケたような顔で

「浮気か・・・ したくても出来ないだろうな・・・」

古泉はフフフッと笑っている

朝比奈さんは口を開けたままボーッとしてる

「どうかしたんですか?朝比奈さん」

「あ! すいません、ちょっと見とれちゃって・・・」 と少し頬を染めて

「はははっあんま似合ってませんよね・・・この衣装」

「そんなことないですよ! カッコイイですよ、キョン君」と朝比奈さん

「えぇ、大分似合ってますよ」と古泉

「・・・・・・・よい」とやっと喋った長門




「そういえば三人は結婚とかしないのか?」と俺が聞いてみると

「したくても出来ませんよ」と古泉が

「どうしてだ?」

「あなたが一番よく理解してるはずです。 僕たちは普通じゃないですからね」と笑顔で

「そういえばそうだったな」

最近はまったくハルヒ絡みの事件とか起きてなかったからな・・・ 忘れかけてた。


「さてと、そろそろ会場に行ってきます」

「そうか、また後でな」

「そういえば一つ言い忘れてました」と古泉

「ん?」

「あなたが今から見ることになる涼宮さんは今までとは比べ物になりませんよ?」

とクスクス笑いながら出て行った






「比べ物にならない・・・・か・・・」と俺は天井を見ながら呟いた







俺は今から結婚するんだよな・・・・

昔は考えもしなかった・・・・ハルヒと・・・・

いつだったっけな、あいつに引かれていったのは・・・

高校一年の時だよな・・・初めて会ったのは・・・

SOS団を作り他の三人を集め色々やってきた・・・

宇宙人、未来人、超能力者と進化の可能性、時間の歪み、神のハルヒと俺の5人・・・・

今思えば楽しい事だらけだったな、一日一日が。

古泉によればここ数年、閉鎖空間の発生はまったく無いらしい。

ハルヒ・・・・ 俺はな・・・・お前とで会ってから、い、、、、

「用意が出来ましたので会場に向かってください」と扉の外から

「あっはい」









俺は会場に着いて驚いた

「な、こんなに・・・・」

会場には溢れそうなぐらいに人がいた。

SOSメンバーはもちろん、鶴屋さん、谷口、国木田、大学の時の友達・・・その他もろもろ



俺が入場して拍手が上がった


俺はスタスタと歩いて教団に登りハルヒを待った















ザワザワしていると

「新婦の入場です」と

ザワつきが一気に拍手へと変わった



ギギギッーと扉が開いて入ってきたのは




「ハルヒ・・・・」



ウエディングドレス姿のハルヒが・・・


いつもより数千倍綺麗な姿・・・超大人びた顔でこちらへ向かってくる・・・







なっなななな、なんだこのドキドキ感は!? いままでにないドキドキだ・・・・


ここまで緊張したのは生まれて初めてかもしれない。

やばいやばいやばい! ハルヒが・・・! かわいすぎる! 今すぐにでも抱きしめたい程に・・・


などと考えているとハルヒは俺の隣に着いた。


本当に緊張するな・・・ 

ハルヒはこちらを見てクスクス笑ってる

「ちょっとキョン、カチコチになってるわよ?大丈夫?」

お 前 の せ い だ よ

その姿反則だろ・・・



「ハルヒ・・・ 似合ってるぞ」

「ありがとっ」と満面の笑みで


心臓が! 破裂しそうだ!  かわいすぎる・・・ 反則だ、レッドカードだ・・・




その後俺はカチコチのまま神父の話を八割聞かずに緊張と戦っていた

気ずいたら口付けの時。   まぁこんくらいならな・・・

ハルヒ・・・顔近い・・・ やめろ、それいじょう近づけると俺は失神するかも・・・

チュッ とすぐ終わった。 いままでよりかなり気をつかったキス・・・ 精神メーターがやばいぞ・・・

なぜかかん客席から歓声が沸いた、そして大量の拍手








会場から出て真っ先に行ったのはブーケトス

「これやってみたかったのよ!!」とハルヒが言って皆を集めた


すごい人数だ・・・女性がキャーキャー言ってる・・・

ハルヒが「いっくわよー!」と言ってブーケを投げた







ブーケの先に居た人は・・・・鶴屋さん


「おぉぉっ!私かい!? やったねっ!」とハッハッハと笑っている






その後はパーティー

俺の隣に谷口が来た

「はぁ・・・いいよなキョン・・・勝ち組に入れて・・・」

勝ち組って・・・


「お前は今彼女いないのか?」

「いるさ、付き合って六ヶ月目のな・・・ 性格はいいんだがルックスがな・・・」

「ふ〜ん」と俺はどうでもよさそうな返事を返した

それよりも探すべき人がいる







「古泉、ちょっといいか?」

「はい?なんでしょうか?」

「実は相談が・・・」

「あなたが相談なんて珍しいですね、なんでしょうか?」

「もうすぐハルヒの誕生日なんだが・・・いい案ないか?」

「あぁ、その事ならおまかせください、もう用意してありますよ」と笑顔で

「そうか、助かる」

「どういたしまして」








周りを見渡すと知人ばかりだ・・・

長門は飯をバクバク食っている

朝比奈さんはハルヒとなにやら話している

そういえばハルヒの周りにしらない女性がたくさん・・・・

大学の友達か? 高校の時と比べるとかなり変わったな・・・

古泉が

「集合写真とりますよ」と

俺らは一箇所に集まった

どうやらカメラマンを呼んだらしい・・・すごいゴッツイカメラを持っている・・・「機関」の人かな?


そのカメラマンが「とりますよー はいっ チーズ」と言って カメラは光を出した。
























疲れた・・・

俺とハルヒは自宅に帰って寝る準備をしていた。


「まさか結婚式があそこまで疲れるとは思ってなかった・・・」

「そう? 楽しかったじゃない」と元気ハツラツのような顔で

「楽しかったけどな・・・ とんでもなく眠い・・・」 と多分俺はブルーな顔だろう・・・

「えっ!? 寝るつもりなの!?」と不満そうな顔で

「あぁ、そうだが?」

「今日は絶っっっ対に駄目だからね!! 新婚なのよ!?」と怒ったような顔に

「寝させてくれ・・・」

「寝たら叩き起こすからね!」

「じゃあどうすればいいんだ・・・?」

「キョンの好きに・・・しなさい・・・・ なんでもしてあげる・・・わよ」

「寝させ、、、」

「却下!」 といってハルヒは布団の中で俺の上に乗っかってきた。

「重いって・・・」

フフッとハルヒは笑って口付けしてきた。

「今夜は長いからね!」


はぁ・・・やらなきゃいかんのか・・・

「どうせ嫌と言っても聞かないんだろ?」

「わかってるじゃない、キョンに全て任せるわ」

「はいはい・・・ じゃぁいくぞ・・・」

「うん・・・・」

















この話の続きはいずれかしよう・・・






今はこの時を楽しませてくれ・・・・・







俺はハルヒを絶対に悲しませない・・・






俺はハルヒを絶対に幸せにする・・・





俺はハルヒを絶対に離さない・・・












絶対に・・・・・







Without fail fin