without fail -silver days- 11/15(水曜)





時が過ぎるのは早い・・・

気ずけば大学に入学してからすでに二年の時間が過ぎていった。

高校でハルヒが勉強を教えてくれたおかげで中の上ぐらいの大学に入れた

本当はハルヒと同じ大学に入学したかったのが高校の時の担任にボロクソ言われて諦めた・・・

ハルヒは「しょうがないよ!キョンにはキョンの道がある!」と強がっていたが

部活が終わってから誰もいない部室で小さく泣いてる姿を俺は見てしまった・・・

その時初めて俺は今まで勉強をろくにしてなかったことを悔やんだ。







で俺に色々と教えてくれたハルヒはというと

県内でトップクラスの大学に入っている。 さすがだな・・・

ついでに長門も古泉も同じ大学。  朝比奈さんも・・・・

あいつら今頃何やってんだろうな・・・・

別に寂しいわけじゃない。  なぜかって?

一つ目は、週一〜二ぐらいでSOS団は集まって行動している。

二つ目は俺にとって最大のエネルギーとなる。



俺とハルヒは大学に入って一年ぐらいしてから同棲している・・・!

家はハルヒの自宅

俺はハルヒがとてつもなく寂しそうな顔を続けていたので問い詰めてみると

どうやら両親が仕事の都合で引っ越したらしい。

それでとんでもなく寂しいらしい・・・  ってなわけで俺が仕方なく、いや仕方なくだからな。

ハルヒに同棲してやろうか?と言ってみるとハルヒの顔がどんどん輝いて俺にそうして、と頼み込んできた。



で、親に言ってみたところ最初は反対したが俺はふんばって認めさせた。

中学に入った妹は

「ハルヒさんと一緒に暮らしてるの? うらやましいなー」と昔に比べたら大人びた声で

「でもキョンくんとハルヒさんが付き合いそうって思ってたんだけど本当になっちゃうとわね・・・ ハルヒさんを大事にしなよ!キョンくん!」

わかってるさ・・・

てか、なんでまだキョンくんって呼ぶんだ・・・・


後二人で暮らしているが収入は色々

俺はバイトをしている、ハルヒもバイトすると言っていたが、家事もしなきゃならないハルヒにあまり負担させたくないので止めさせた。

貯金もあるしハルヒの両親がそれなりにお金を送ってきてくれてるのでお金の面には困ってない。





今日はバイトも終わり家へ帰る事しか残ってない



「ただいまー」

「あっ!キョン! おかえりなさい!」とエプロン姿で・・・・

「お、おおおおお、お前・・・なんだその格好!!!」 さすがにコレは不意を突かれた

ハルヒはエプロン姿、だが・・・・・・・・・・・裸エプロンだ・・・・・・・・

「ん〜気分♪」 とハルヒは笑顔で

「気分・・・・・でそれは無いだろ・・・・・」

「ふっふーん、今日何の日か知ってる? 知ってないとおかしいけど」とニヤケ面で

「え、今日・・・・なんか特別な日だったか・・・? すまん覚えてない」

「え・・・ 自分の事じゃないの・・・ 本当に覚えてないの?」

「あっあぁ・・・・」

「今日はキョンの誕生日でしょ!?」



そうか。 そうだったな、今日は俺の誕生日だった・・・・

「で、なんでそんな格好してるんだ?」

「べ、別にいいじゃない!」

はっきり言おう、やばい・・・・ 色々な意味でやばい・・・・ 今にも鼻血とか出そうだ・・・・



ハルヒは振り返って台所へ歩いていった。

後姿・・・・やばい・・・・



「お誕生日!おっめでとーー!」とハルヒは言ってクラッカーを引いた



テーブルの上にはかなり豪華な食事が並び、真ん中にケーキが置いてある

「うぉっ、すごいな・・・・」

「へっへ〜ん、頑張ったのよ!」と満面の笑みで

「食べていいか?」

「いただいちゃってー! 感想をちょうだい!」

俺はとりあえずローストビーフみたいなのを取って口へ運ぶ。

「んっ! 上手い!」 本音だ

「でしょ♪ ほらどんどん食べて!」





幸せだな・・・・・今は俺が生きてきた中で一番幸せな時間だ・・・




とそれより

「ハルヒ・・・目のやり場に困るんだが・・・・ 服着てくれないか・・・?」

「えっ、嫌なの?裸エプロン」と不思議そうな物を見る目でこちらを見てきた

「い、嫌じゃないけど・・・・・・なんかこっちが狂いそうだ・・・」

「なんなら脱いであげよっか!?」とハルヒは本気の顔で聞いてきた

「いや止めてくれ・・・そうなったら俺はもう暴走じゃ止まらなくなる・・・」

「いいよん♪」とハルヒが

まぢかよ・・・・・





「ハッピバースデートゥーユー ハッピバーステートゥーユー ハッピバースデーディアキョーン ハッピバースデートゥーユー!
おめでとうキョン! さ、ロウソク消して!」

俺は目の前にあるロウソクを一発で消してやった

「おっ、いいことあるかもよ!?」とハルヒが

電気をつけてケーキを食べることに

「んっ甘いな」

「おいしいわね、ココのケーキ」







ほんと幸せだな・・・・







「先にお風呂入るぞー」と俺

「あっまって! 私も入る」とハルヒ


って、一緒に入る気かよ!


「いいじゃん、今日はキョンへサービスDAYよ!」

サービスって・・・・


そっから俺は反抗したがハルヒは全て却下してきた

どちらかというと俺がサービスしなきゃいけないようになってる気が・・・・



もうしょうがないので一緒に入ることに




「ふぃー、落ち着くー」と湯に浸かっているハルヒ。

俺は外で体を洗っている

「キョーン、一緒に入ろうよ〜」とハルヒが誘ってくる・・・・

「二人も入れないだろ・・・・」

「詰めれば大丈夫よ、ほらほら入ってきなさいよ、何?もしかして照れてんの?」とニヤケ面で

「べ、別に照れてるわけじゃない・・・・」   かなり恥かしいだろ・・・・

「じゃあ入りなさい! 団長命令として!」

「まだ団長やってんのかよ・・・」

「あたりまえじゃない! SOS団は不滅!」

俺が体を洗い終わったのをみてハルヒは湯から出てきて俺の腕を引っ張る

「あ、危ないって! やめろよ!」

「おとなしく入れば済むことよ!」

「うっわぁ!」 と俺は滑って湯へ落ち・・・・・た?

ハルヒは顔を赤くしている

俺が落ちたのはハルヒの胸の谷間・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「あ、あんた・・・・・・」

「すまん! 今のは事故だ!」

「エロキョン! そんなに触りたいの!?」

「触ってもいいのか?」 と俺がまぢな顔で聞いてみると

「え・・・・・ べ、別にいいわよ? あんたが触りたいって言うのなら・・・・」

まぢかよ・・・・こいつだいぶ変わったな・・・・



「止めとく・・・・」

「なによ・・・いくじなし・・・」






風呂から上がって今日は疲れたので寝ることに

寝室は別々だ、さすがにまだ大学生だ、一緒に寝るのは勘弁と俺が頼み込んだ

俺は自分の部屋に入ってベットに転がり目を閉じた・・・

頭の中でハルヒのバスタオルと裸エプロン姿が浮かぶ・・・・   はぁ・・・・



布団の中に何か入ってくる・・・・もぞもぞもぞもぞ・・・・と・・・・

「おい・・・何やってるんだハルヒ・・・」

「あっばれてた?」とガキのような顔で

「当たり前だろ・・・ いいからさっさと部屋からでてけ」

「今日はキョンと寝るって決めたのよ!」

勝手に決めるなよ・・・

「いいじゃない! 今日はサービスDAYだからなんでもしていいのよ!? あんたの自由よ!?」

「別に何もする気は無い・・・・」  今日は疲れたんだ・・・寝かせてくれ・・・

「駄目よ!なんかしなさい!でなきゃ許さないよ!?」

俺がサービスしなきゃならん状況じゃないか・・・

「なんもせん・・・」

「じゃあこれならどう?」

とハルヒは胸をどんどん俺の顔の方へ寄せてくる・・・

「やめろぉ! や、やややややばばばいい」

「ふっふーん、どうするのよ? いいの〜? 早く何かし・な・さ・い・よ♪」

「わかった!わかったから! 一つでいいんだろ!?」

「一つ!」

「じゃあ目をつむれ・・・・」

「んっ」 とハルヒは目をつぶって顔をこちらへ近づけてくる

俺は狙いを定めた







指を軽く引いてそのままハルヒの額にデコピン

「った!」とハルヒ

「ほら、これで満足だろ、寝るぞ」

「あんた・・・・男って・・・・普通こんな状況になったらHでもなんでもするでしょ・・・」

「俺は別だ」

「あぁーもう! お願いキスだけでもいいから!」となぜか俺に頼んでくるハルヒ

「しょうがないな」 と言って俺はハルヒに口付けした。

「ありがと♪ またよろしくね。」とわけわからんことをハルヒが言って抱きついて寝始めた

「おっおい、寝ずらいだろ・・・」

そう言うとハルヒは足まで絡めてきた

「うぉぉ、動けん・・・」

「おやすみ、キョン」と呟いてハルヒは完璧に寝た

「はぁ・・・ おやすみ・・・」

もうこの状況で寝ることにした・・・

まぁいいんだがな、俺はハルヒが好きだ、結婚でもしたらなんでもしてやるさ。











永久に俺と居てくれよ、ハルヒ。





楽屋裏
キョン「あぁ、アドリヴ入りすぎだろ・・・」
ハルヒ「ん〜いい感じね」
フェン「アドリヴ入ったからさらに良くなったよ!ありがとハルヒ!」
ハルヒ「でしょ? 私こうゆうの向いてるかもね!」
フェン「まだ続きやるからね!」
キョン「まぢかよ!」
ハルヒ「次はどんなの?」
フェン「俺の頭の中では考えてるよ ゴニョゴニョゴニョゴニョ」
ハルヒ「ふ〜ん いいわね。」
キョン「次はなんだ・・・ 俺にも教えてくれ」
ハルヒ「ひ・み・つ♪」
フェン「安心しろ! そして待っていろ!」
キョン「お楽しみに・・・・」