Together -Future- 11/29(水曜)



荷物整理をしているとある事に気づく。

俺のトートバックから出てきたのは水着。
ハルヒに渡すの忘れていた…
しかたない、電話を入れておこう。

俺は机から携帯をとろうとした瞬間

♪〜♪♪〜〜

いいぐあいに電話を入れてきた。  多分ハルヒだろう。



だが携帯の画面には長門とゆう名前が表示されていた。


「なにかあったのか?」
『本日、あなたと涼宮ハルヒが映画館に訪れたと思われる』
「あぁ、そうだが?」
『そこで目撃した情報を教えてほしい』
「どうゆうことだ?」
『あなたが目撃した事、何か異常が観られたはず』
「あぁわかった…」

あの砂嵐の事しかないだろうに…
俺はその事を全て話した。

「…だ」
『ありがとう… すぐに原因を調べる』
「長門っ!」
『…何?』
「これはお前個人の行動か?」
『…違う』
「となると…」
『情報統合思念体からの依頼』
「なんかあったのか?」
『詳しくは話せない、けど涼宮ハルヒの様子がおかしい』
「なんだそりゃ?」
『…わからない』
「そうか…」
『何か他にあったらすぐに言って…』
「わかった、じゃあ切るぞ」
『さようなら』

ガチャッ…

さて、ハルヒに水着の事を電話しないと…

♪〜♪♪〜〜♪〜

ん? メール?
誰なんだ?  送り主不明…

見覚えのあるアドレス…
どこでみた…?

俺はメールを開いた。

空メール…



もしかして…

俺はキャンセルボタンを連打した。

待ち受け画面は…   普通だった。

やっぱりさっきのやつも見間違いなのか…?


ザッッザッー ザザザッッ 

携帯からいままでに聞いた事の無い音が出ている…
待ち受け画面の形状が崩れて行く…

ザザザッッザッーザッー

見事なまでの砂嵐になった…
音も出ている…  なんだこれ…   気味が悪い…

俺は携帯のバッテリーを抜いたが画面と音は消えない…

なんなんだ…  これは…
長門に連絡しないとな…

俺は砂嵐の画面の携帯を持って長門に電話した。

『どうしたの…?』
「長門…  なんかさっき携帯に変なメールがきて…」   全て話した




『…そう』
相変わらずの3点リーダーだな…
『それと…』
「なんだ?」
『涼宮ハルヒにはこの事を話さないでほしい。 後、あなたの携帯に送られてきた画像
も』
「わかった」
『…じゃあ』

ツーツーツーツー


いつの間にか砂嵐の音は消えていた。

受信ボックスにも空メールが消えていた。


それより今度こそ… ハルヒに電話を…



―――――――――――――――――――――――――



♪〜♪♪♪〜〜♪

誰からだろう?  明日のために早く寝たいのに…

しかし電話の相手はキョンからだった。

「なに? 明日は早いのに…」
『すまん、水着が俺のバックの中に入ってたんだが…  明日一緒に持って行くな』
「そぅ、それだけ?」
『あぁ、それだけ…』
「ふーん、じゃあお休み」
『おやすみ』

ガチャッ





なによ…  そんだけのために電話なんてしてこないでよね!?
なんか大事な話でもしてくれるのかと期待してたのに…

私は携帯を机に置いて寝ることにした。



楽しみ…   だな…   キョンと二人っきりの…  旅行…