Insecurity1 (11/9(木曜)公開)







ふと嫌な予感がした

なんだろう、このいままでにない感じ。

私は教室で自分の席に座って外を眺めている。 いつも通りの日常なのになぜか変な感じがする・・・

教室の扉が開いてアクビをしながら見慣れた顔のやつが入ってきた。

そいつは私に「よっ」 と一言だけ挨拶をして私の前の席に座った。

なぜだが今日は挨拶を返す気にはならない・・・

横目でそいつを見るといつも通りのマヌケ顔で少し心配そうにこちらを見ている。

昔はうっとおしいと思っていたこいつの顔・・・   今ではなんとも思わない。

「どうした?ハルヒ?」と私に声をかけてくる

私は振り返ったが声を出す気にはならない・・・どうしてだろう・・・

マヌケ面をじっと見ていたら

「なんだ?俺の顔になんかついてるか?」と言ってくる

「別に、いつも通りのマヌケ顔。と思ってね」 と私の声が出た。

本当は「別に」しか言わない予定だった・・・ でも余計な事まで言ってしまった・・・

「そうか、ならいいがどうしたんだ?今日は元気ないぞ?」

「普通よ・・・ それよりキョン、SOS団の行事で何かやりたいことある?」

「今は・・・特に無いな・・・」と考え込むような顔でキョンが言う

「役に立たないわねバカキョン・・・少しは団員として働きないさいよ・・・本当に役に立たないわね」

と私の口が言った・・・ なんでだろう・・・変なムラムラを晴らすためにキョンに当たってしまう・・・

キョンは困ったような顔をして席を立って教室から出て行った

今はとても後悔してる。 キョンに当たってしまった事を・・・ あいつを怒らせてしまったかも・・・

待って! と言おうとした頃にはもうキョンの姿は教室には無い。  後で謝ろうかな・・・





朝のHRが始まった

私の前の席は空。  キョンが戻ってこない・・・

もしかしたら相当怒ってたのかも・・・  今までキョンの中に溜まってたストレスが爆発して・・・

そう思うと私の中で不安はどんどん高まっていった。





どうしよう・・・




そう思ってたら私の携帯に一通のメールが届いた。




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後書き

さぁ中途半端なところで終わってしまった!
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